Twitter 高畑耕治 詩bot「い」 kouji_T_bot_i | 高畑耕治 詩bot「い」 (@kouji_T_bot_i) のツイート

Pcbxakns reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i

詩「 初恋ホトトギス 」

文学の世界
詩歌の森で昔から
あんなに有名
なのに
鳴き声
知らなかった

葉むら濃い木立からいま
ふきあがる
澄んだ声の
噴水

Pcbxakns reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i

詩「風の船」

口ほそく吹きだし
鼻から深く吸い込めば
息してるまだ
生きていると
なんだかすこし
胸も
夢も
ふくらんだ
気がした

みえないけれど
きっと

優しいあなた
ふっとわたしに
吹き込み
こころ風船
青空へ

浮かべ
飛ばせてくれたんだ



「風の船」(了)

Pcbxakns reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i



夜空であなたも
ともに祈り泣いてくださっているのだと
想えてなりません
どうかそうでありますように

イコンの
うさぎさま

*ルビ 黄金: こがね

「 イコンのうさぎさま 」( 了 )

Pcbxakns reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i



美しいそのまなざしで

愚かな戦争おこす為政者
厳しくいさめ射すくめ
巻き込まれ傷つき殺される民の
底なしの深い
嘆きと涙
慈しみのひかりに
溶かしやわらげ癒したいと

Pcbxakns reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i

詩「 イコンのうさぎさま 」

かなた宇宙空間から
この星の夜空たなびく雲
黄金に輝かせ

こよいまんまるお月さま

遥かな昔
描かれ今に伝えられる
微かにひび割れ
うす汚れたフレスコ画
祈り
塗り込められた宗教画
清らに厳かにまるで
イコンの

うさぎさま

Pcbxakns reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i



悔しいけれど
言葉なんかより
はるかに
美しく
大切

生きているから
こころ

波だてられると
海の
空の
そばで
あのあおに染められ

感じていたいな
ずっと

「 海辺で 」( 了 )

Pcbxakns reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i

詩「海辺で」

海辺にいました
詩なんていいやとうっちゃって
ただぼおっとしたいまま
海は空はおおきいないいな
感じるばかりで
かなしく
元気になりました

海の
空の
色彩
音色に
こころ波だか涙だか
だらけに揺さぶられている
しあわせ
愛するひとと
感じあう切なさのよう

Pcbxakns reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i



なのに宇宙銀河星
 ( 世界社会は汚いけれど )
ひとあなた
美しくて
切なく
やるせない

病んでいようが
泡であるままふるえ
感じていよう
死んでどこへやら
ゆくまで
きえるまで

「 泡ものろーぐ 」( 了 )

Pcbxakns reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i



太陽もお月さまも星も天の川も
あおい空も海も
生きものたちも
みんな
死にたいとおもうこと
きっとあると
まじめにおもうひと
わたし

病んでいるのでしょうか
生まれた宇宙銀河星世界社会の闇
あるがまま遺伝したのでしょうか

Pcbxakns reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i

詩「 泡ものろーぐ 」

永遠の海の波に
一瞬はね
ひかる

ほんのちいさな

なのに

どうしてだろうひとは
わたしは
死にたいなんて
おもってしまう
しまえるのだろう

Pcbxakns reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i



ほかの小鳥の鳴き声
まねて交えたり
絶えず変身
生まれ変わり
新しい独創の
愛の詩ばかり
うたってる

前世きみだったのならいいのに

小鳥詩人に
いつかなりたい

「 小鳥詩人 」( 了 )

Pcbxakns reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i

詩「 小鳥詩人 」

大好きなあの声きっと
クロツグミ
黒くまだら
地味な姿
なのになんてこころに響く
さえずり

絶えまなく移ろう
ひかりと風の調べのよう
優しく柔らかな音色
のびやかに繊細に旋律ふるえる
ときおり気まぐれリズム
とっても自由な変奏
即興詩人

Pcbxakns reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i



母の子宮に宿され、守られ、
生まれ出て、守られ、
育てられた、
いちどかぎりの時間をこそ、
感じ、
大切に、
わたしにできうるかぎり生きましたと、
母に、
報告できたなら、

ずっと、
眠りたい。

「 今、永遠 」( 了 )

Pcbxakns reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i



今、
永遠。

美しい言葉の、
抽象画よりも。

Pcbxakns reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i



永遠を恋わずにいられるものの今は、
動物としての、
死ぬまでの懸命な、
惰性。
誰も責めることなんてできないから、
いのち、
とても悲しい。
生まれたのだから、すこしは、
ひと、
薫らせ、
わたしはありたい。

Pcbxakns reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i

詩「 今、永遠 」

今にしがみつきあがかないものに、
永遠なんてみえない。

Pcbxakns reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i



* ルビ 

白砂  : しろすな。
雨粒  : あまつぶ。
愛しくて: かなしくて。

「 セミ、鳴きつくし 」( 了 )

Pcbxakns reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i



激しい夕立に打たれ

息絶え
粉ごな砂粒にやがて
混じり消えても

愛しあった輝きの
記憶
雨音に聞こえた気がしたよ
雨粒に奏でられていたよ

最期まで鳴きつくしきみ
愛しくて
セミ

Pcbxakns reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i

詩「 セミ、鳴きつくし 」

白砂のうえ仰向け
セミがいたよ

降りしきるせみしぐれ浴びまだ
羽根ふるわせていたよ

鳴いて
いようと
していたよ


響かない
夏空白い雲にまでもう
届かない

Pcbxakns reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i



* ルビ 

初心:うぶ。
音 : ね。
昨日: きのう。
間 : ま。

「 季節の楽章 」( 了 )

Pcbxakns reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i



初心

激しく降りそそいだセミの音
まだ昨日の調べ

 どこにいったの?

こよい虫の音すずやかな
第一楽章

 生まれ変わったの?

ひと夜の夢の間
夏さようなら
鎮魂の歌にさらされ草の間
秋の初心にたたずみ

こころの羽根すりあわせ
さみしくしくしく
なく

Pcbxakns reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i

詩「 季節の楽章 」

  予感

秋の初め肌寒い朝
木々の葉むら
セミもさやぎ
激しくしぐれ

最終楽章の
予感秘め
つくつくみんみんじいじい
与えられた季節
なき尽くせなき尽くせ

Pcbxakns reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i



ほらあそこ
ノウゼンカズラも
落ちては咲いて
落ちてまた
瞬く

おれんじの精と
眠りたい

目覚めたら手をつなぎ
いろあいのグラデーション
さまよい
旅したい

「 いろあいさまよい 」( 了 )

Pcbxakns reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i

詩「 いろあいさまよい 」

花壇におっとりおれんじ
キバナコスモス

サルスベリの
夏燃えるいろじゃなく
うすももぴんくの
初秋いろじゃなく

季節のあわい
おわりははじまり
混じりあい穏やかに

Pcbxakns reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i



息を
時を
永遠に
止めてくださいますように

美の
静けさのままに

なかぞらのあなたの
祈りに
溶けてしまいたいのです

溶け消えてしまえますように
さやかなあなたの
ひかりに

「 満月フラッシュバック 」( 了 )

Pcbxakns reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i

詩「 満月フラッシュバック 」

かげり欠けはじめたという
あなたになおさら
このゆがむこころのかげ
くまなく照らされ

満月
フラッシュバック
ひかり
さかのぽるのです

あんなにあかるく
泣き
微笑んで

Pcbxakns reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i



十五夜お月さま
あなたのさやけさ
そめあがる
永遠の
静けさに
洗われ
抱かれるのです

このまま死ねたなら

願える瞬間の
しあわせに
いま

「 十五夜 」( 了 )

Pcbxakns reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i

詩「 十五夜 」

今夜はもうあえない
諦めていたから

流れるわた雲
うっすら
ゆっくり
こがねに照らし

現れてくれた
まあるいりんかく

Pcbxakns reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i



* ルビ 

愛しい: かなしい。

* 参照 

一寸の虫にも:慣用句「一寸の虫にも五分の魂」。

「 あたらしい誕生日 」( 了 )

Pcbxakns reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i



ふりしきる音楽に教えられる
麗しく
愛しい夜です

あなたはどこにいますか?

あなたの命日はあなたの
あたらしい誕生日

冬眠はまだはやい
永眠はまだはやい
生まれるにはまだはやい

あたりにはただ
秋の音楽ばかり

あなたに洗われる夜です