Twitter 高畑耕治 詩bot「い」 kouji_T_bot_i | 高畑耕治 詩bot「い」(kouji_T_bot_i) /「オタマジャクシ」の検索結果

Xmjup1lx reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i

詩「考えるカエル
  ― 死生音楽、オタマジャクシの」

二.地獄の季節

土の底ふかくやわらかな眠りのふとんに
ようやくたどり着けたかと
うつらうつらも
つかのま

いつのまにやらエンマさまの
耳をつんざく怒号の石つぶて
炎のむちにあぶられ
打ちのめされていたのです

Xmjup1lx reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i



カエルに出会えた今日はしあわせ
あの迷いのないまなざしを思い浮かべ
いのり考える

カエルかえるどこにかえる

わたしも冬眠を
くりかえしてきた
カエルであった気がして
なりません

「考えるカエル
  ― 死生音楽、オタマジャクシの」

一.どこへ

( 了 )

Xmjup1lx reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i

詩「考えるカエル
  ― 死生音楽、オタマジャクシの」

一.どこへ

雨に濡れたアスファルトの帰り道
ぬめる石ころふいに動きだして驚けば
ヒキガエル
出会えたことが今日のしあわせ

Xmjup1lx reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i

詩「考えるカエル
  ― 死生音楽、オタマジャクシの」

 序詩

  ふうせん

詩の想い
こころのままに

息を吹きこみ
ふくらませ

まあるいふうせん
とべますように

どこにでも
とんでゆける
どこへでも
とんでゆけ

「 考えるカエル 序詩 ふうせん 」( 了 )

Xmjup1lx reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i

詩「考えるカエル
  ― 死生音楽、オタマジャクシの」

 終序詩

  希望

うたいつづけずに
いられないなら
いのちきえない
祈りけせない

Xmjup1lx reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i



銀河またたく宇宙空間
ひとでなし社会の渦中
叩きつけられペシャンコ
踏みにじられながらも
あなた想い
焦がれ
願い
うたうのです

さまよう
銀河の
枯れ葉の
オタマジャクシ

Xmjup1lx reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i



わたしは
正気の
つもりの
音楽狂い合唱オタク
宇宙の闇とひかりにゆらぎ泳ぐ
涙ひと滴のシミ
オタマジャクシのなれの果て
考えるカエルです

生みおとされた今生の
眠りの季節はまもなくですから
最期のうたかもしれないと
こころこめ
ゲコゲコ
うたっているのです

Xmjup1lx reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i



わたしも冬眠まえの
枯れ葉色のカエルですけれど
からだの色やがてうすれ
いつか
水滴みたいに
澄みきり
いのりの
ひびきの
無色の
オタマジャクシになり

どこにもいないあなたと
どこにかいまもかならずいるあなたと
もういちど
うたいたい

Xmjup1lx reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i



いま
冬景色
木の葉も
儚い虹色うしない
さみしげなオタマジャクシ
風の五線譜に
舞いひるがえり
散ってゆきます

Xmjup1lx reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i



考えるカエル
  ― 死生音楽、オタマジャクシ

五.木の葉のように

あなたのうた忘れない

あなたはいま
どこにいるの?
地獄極楽天国浄土
時空のひずみのどこを
どの宇宙音楽を
どの銀河楽章を泳いでいるの?

Xmjup1lx reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i



 クジラに憧れるばかりの
 涙ひと滴の姿の
 ちいさないのち
 愛しみのオタマジャクシであるまま 」

* ルビ 

陸  : おか。
愛しい: かなしい。
愛しみ: かなしみ。

「 考えるカエル 四.オタマジャクシの愛のうた 」

( 了 )

Xmjup1lx reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i



 前世現世来世を
 地獄穢土天国を
 永遠をいま
 旅しているわ

 不思議ばかりめぐる死生音楽の
 わたしもおんぷ
 オタマジャクシ
 月に跳ねるあなたが
 好きよ

 めぐりましょうね
 泳ぎましょうね
 かえりましょうね

Xmjup1lx reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i



 たとえ跳ねるあなたがお月さまに
 届かなくても
 この地にしばりつけられていても
 あなたはいま
 美しい音楽のオタマジャクシ
 こころの
 ひかりのおんぷ
 星とひびかせ
 めぐっているわ

 星めぐり
 宇宙めぐり
 時空めぐり
 こころめぐり

Xmjup1lx reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i



 見渡せばあちらこちら
 愛しあうオタマジャクシ銀河の
 果てしないつらなり
 めぐりあい
 抱きあい
 せつなく鼓動
 ときめかせます

 どくどくどきどき
 胸の銀河も
 きゅんとなく

Xmjup1lx reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i



 水と金と火と木と土と
 天と海と
 地獄の冥王と
 みんなぴちゃぴちゃ
 星のオタマジャクシ
 波紋の黒髪
 らせんになびかせ太陽と
 天の川銀河を
 めぐります

 ぐるぐるくるくる
 めがまわる

Xmjup1lx reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i



 いのちはわけもわからず
 泳いでゆくオタマジャクシ
 宇宙の五線譜に
 いちどかぎりの旋律
 描いてる

 ほら
 お月さまはオタマジャクシ
 かわいいおんぷ
 あおい地球と
 手をつなぎふたり
 またたく太陽めぐります

Xmjup1lx reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i



 ほら夜空にも
 虹のようにおおきくたわんで
 美しいうた
 ふるさとのなつかしい
 天の川のしらべ
 星のオタマジャクシ
 きらめきのつらなり
 涙の滴の姿で
 清らかに
 ゆらめきふるえ
 愛しいクジラのうた
 ひびかせて

Xmjup1lx reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i



 ほら
 遠いとおい海の波間から
 あなたの憧れの
 おおきなオタマジャクシ
 クジラの哀しい声
 ああいま
 うたってる

Xmjup1lx reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i



 乾燥しつくした生きがたい
 都市にもまだ
 せつない恋の
 かなえられない悲しい愛の
 涙の滴のおんぷ
 オタマジャクシはけなげに
 こころ奏で
 泳いでいるのです

Xmjup1lx reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i





考えるカエル
  ― 死生音楽、オタマジャクシ

四.オタマジャクシの愛のうた

「 ほら聞こえるでしょ

 陸のうえ田んぼも埋めつくされ
 コンクリートとアスファルトでガチガチの

Xmjup1lx reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i



想い起こせば
わたしがまだ幼く
跳ねる足もないカエルの子どもであった日
あおあお揺れる稲のかげから見あげた
波紋のずっと向こうの
はえたばかりの手も届かない高みの
あお空には
白いおおきなクジラ雲
憧れるわたしは
夢みるオタマジャクシでした

Xmjup1lx reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i

詩「考えるカエル
  ― 死生音楽、オタマジャクシの」

三.転生

想い起こそうにも
永劫にも思える
深い眠りの季節から
目覚めるとわたしは
土色に濡れた肌
ふたたび
一匹のカエルでした

Xmjup1lx reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i



* ルビ 

穢さない: けがさない

「考えるカエル
  ― 死生音楽、オタマジャクシの」

二.地獄の季節

( 了 )

Xmjup1lx reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i

詩「考えるカエル
  ― 死生音楽、オタマジャクシの」

二.地獄の季節

土の底ふかくやわらかな眠りのふとんに
ようやくたどり着けたかと
うつらうつらも
つかのま

いつのまにやらエンマさまの
耳をつんざく怒号の石つぶて
炎のむちにあぶられ
打ちのめされていたのです

Xmjup1lx reasonably small
高畑耕治 詩bot「い」@kouji_T_bot_i



カエルに出会えた今日はしあわせ
あの迷いのないまなざしを思い浮かべ
いのり考える

カエルかえるどこにかえる

わたしも冬眠を
くりかえしてきた
カエルであった気がして
なりません

「考えるカエル
  ― 死生音楽、オタマジャクシの」

一.どこへ

( 了 )