Twitter だいの Dai_lvl | だいの(Dai_lvl) / 2019年8月5日のツイート

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そううしやまは聞きそびれてしまった。けれど自分の服をキュッと握りしめてる彼の手に気づき、要らん質問だったと悟る。そうしてうしやまもおがたにつられるように意識を手放した。翌朝、いかがわしい声で気まずくなる事は無かったものの、べったりとくっついて眠る姿を起こしにきたイエナガに見られ、

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ご丁寧に皆を呼び集められて、目覚めるまで微笑ましく見守られ、挙句に散々悪気なくいじられて…。これならいかがわしくした方がマシだったかもしれないと、二人は渋い顔をしてそう思うのだった。

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「!…お前」酔いでふわふわと混乱しているおがたは自分の言葉に首を傾げていて、うしやまは彼の髪をそっと撫でてやった。「そうか…お前さん覚えてたのか」「んん?」「明治の事」「それは…あんたもだろ?」「まあ全部じゃあねえけどな」「それでも、俺を抱いた事は覚えてるだろ」「そうだな」

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穏やかな声で返す。おがたは先程までのワガママも忘れて、うしやまの腕枕でウトウトとし始めていた。「…こんなになるなんてな」「何がだ?」「こんな、甘ったるく…あんたとこういう関係になるなんて」「ははっ、全くだ。お前も俺もだいぶ丸くなっちまったな」「…昔の俺の方が良かったか?」

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意外な質問にうしやまは目を丸くしたが、すぐに柔らかく笑う。「あの頃の俺にはそうかもな。甘さの欠片もねえあの関係が昔の俺達にとっちゃ都合が良かった」「ん…」「今は…お前と緩く生きてる“今”が俺には一番いい」「緩く…か。似合わんな。お互い」「ホントにな」おがたが気の抜けた顔で笑う。

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明治のおがたなら絶対にしない顔。きっとこんな顔を一度もせずにこの男はあの時代を終えたんだろう。そう思ったら妙に切なくて、うしやまは両腕をめいっぱい彼に巻きつけて抱きしめた。おがたはもう一度、フッと軽く笑うと、やがてそのままスゥ…と眠りにつく。「…」お前こそ昔の俺の方が良かったか?

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「なかなか悪くなかったな」先ほどの飲み会を捻くれながらも褒めたのはおがただった。「そうだな。爺さんが用意した酒もイエナガの料理も美味かったし、たまにはいいかもな」「あんた、水みたいにたらふく飲んでたな」「お前だって」そう笑って話しているとおがたがうしやまの布団に潜り込む。

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「うしやま…」「ちょっと待て。さすがに今夜はヤらねえぞ」「…なんで」不満げなおがた。「なんでもなにも絶対バレるだろ」「別にいいだろ」「よくねえよっ。お前…さては相当酔っ払ってんな?」「む」「帰ったらな。今日は添い寝で我慢してくれ」「嫌だ」「おがたぁ〜」宥めてもおがたは納得しない。

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酒の入った赤い顔でうしやまにぐりぐりと体を押し付ける。「うしやま…シたい」「あ〜…頼むから聞き分けてくれ」「そんなにあいつらにバレるのが嫌か」「明日、気まずいだろ」「昔はそんなの気にしなかった」「昔って、こんな特殊な状況初めてだろ」「んん…?昔はナガクラの知り合いの家だったか?」

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夜にはみんなでイエナガの料理に舌鼓をうちつつ、しこたま酒を飲んで、昔話に花を咲かせた。と言っても話題は今世での事ばかり。以前の事ははっきりと覚えている者もいればぼんやりだったり、全く記憶にない者もいた。それでもこの妙な組み合わせの面々で過ごす事は皆なかなかに居心地が良かった。

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若造コンビが潰れ、年寄り連中もそろそろ休む事となり、宴はお開きとなった。ヒジカタの屋敷は部屋など余るほどあって一人一部屋ずつでもいいくらいだったが、うしやまとおがたは同室で休む事となった。普段とは違う、畳に布団での寝床。うしやまは軽く足先がはみ出るので座布団を足してなんとかした。

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きたー!!!いらっしゃい!😭 pic.twitter.com/EQhKjy8z3b