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「…うしやま」行かんぞと突っぱねる俺の肩を指でツイとつつきながら、コタツの天板にこてんと顔をもたれてじっと見上げてくる。「たつうま、頼む…」弱々しく言ってきやがる。演技だ。コテコテの大根芝居。けれど、そんな手をわざわざ選んで使ってくるこいつが愛らしく思えちまう。惚れた弱みだな。

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牛尾/「明日は雪が降るかもだとよ」さっき天気予報で見た情報をなんとなしに伝えるとおがたの眉間にキュッと皺が寄った。寒いの苦手だもんなあ、お前。「…すでに寒い」「そうだな」エアコンの設定を少し上げる。おがたは既にコタツに引きこもる体勢だ。こうなるとこいつは便所ですら億劫がる。

去年位から風呂貯めた筈なのに、貯まってなかった場面が何回もあって、
原因がこいつだった(゜ロ゜) pic.twitter.com/vgz4jKcf37

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元々良いとはいえない顔色もさらに青白くなった気がする。そのくせ起きている時は妙にギラついているというか、執念みたいなもんが増したような気がした。気を抜いて休めるんならそれに越した事はない。火鉢を見ると炭が燃え尽きかけている。こいつ、どんだけここにいたんだ。火箸でいくつか炭を足す。

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「あいつ元気でいるかな」ってたまにふと相手を思い出す牛尾も、「時々無性に顔を見たくなる」って二人で会ってる牛尾も、「なんとなく今一緒に暮らしてる」を毎日積み重ねてる牛尾も、「たぶんこの先ずっとこいつと暮らすんだろうな」ってもう確信しちゃってる牛尾も、どれもいいよね。

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ぎりぎり聞き取れるかって声でそう言い残して、おがたは夢の国に旅立った。あっさり置いてけぼりにしやがって。なんて気の抜けた顔で寝てるんだか。やれやれと布団を肩まで掛けてやり、起こさないようやんわりと抱きしめる。こいつは嫌がるだろうが、この人肌恋しい季節がもっと長く続いたらいいなあ。

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二人で寝る為にと買っただだっ広いこの寝床。こいつ一人で寝転ぶには大きすぎるし、きっと布団もあったまりにくいんだろうな。「たつ…」「はいはい」促され、おがたに続いて隣に寝転がる。すると向こうの方から俺の腕の中に入ってきた。「…ぬくい」「良かったな」「ん…、よかった。たつ、いる…」

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こいつが珍しく甘ったれてくるとつい言う事を聞きたくなっちまう。普段素直さも可愛げも無ぇ癖にずるい奴だ。「たつ…ねるぞ」「あーも〜分かったって」降参だ。腹這いをごろんとひっくり返してお姫さんみたいに抱き上げる。おがたは頭をぐらつかせながら少し体を起こして、俺の首にしがみついてきた。

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🐱「?💦」
🐮「(焦ったい…。こいつの触り方、いつも俺がしてやってるやつじゃねえか、動きはぎこちねぇけど…)」
🐱「???💦」
🐮「(あ…もしかして自分がされて嬉しいやり方してんのか)…⤴︎⤴︎⤴︎」
🐱「! なんだよ。ちゃんと反応してんじゃねえか(得意気フフン)」
🐮「ぐっ…」

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おがたに対して「あ〜も〜こいつは〜!(惚)」ってなってる先生好き。何杯でもいける。

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先生のアタックにおがたが折れるってのも勿論いいんだけどまずそこに至るまでにあった先生の「こいつに決めた」って決意も牛尾の胸熱ポイントだと思う。

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お互いに「こいつに敵わない」って感覚を持ってる牛尾好きなんですよ。どちらもここは譲らんって頑固さも強さもある二人が譲らざるを得なくなる事があって、でもそれを受け入れられちゃう。じゃあ自分は相手に負けてるのかと考えるとそうじゃない。何故なら「相手も自分に敵わない」と知ってるから。

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余裕のある男うしやまは小生意気なおがたを腹立つなぁなんてぼやく事はあってもちゃんと面倒見てて、おがたの中で次第にうしやまの事が「使える相手」じゃなくて「頼れる相手」になったあたりからぼんやりと可愛げらしきものが出始めて、うしやまも「あれ?こいつめんこいのでは?」となる。

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欲しがったら手に入らないと思ってるし、手に入らなかったら逆に心の何処かでホッとしてるおがたが、先生の事は「欲しがってないのにこいつが勝手にいるからセーフ」という判断で一緒に暮らしてる牛尾。いつか居なくなるんだろうなって諦めと居なくなっちまうのかなっていう不安の間でふわふわしてる。

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なんでそんなに嬉しそうな顔をするんだ。間抜け面を見上げても答えは分からない。こいつが嬉しそうな理由も、自分の胸の真ん中がふわふわと落ち着かない訳も。分からず諦めて、やんわりと目を閉じて、触れてくる掌に頬を擦り寄せた。もう欲しいなんて言わねえから、誰もこいつを取り上げてくれるなよ。

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今日も俺はこいつの面倒を見る。はたから見れば甘いと言われる事を。でもやっぱりこれは俺の為。ほかほかにあったまったおがたの頬を撫でる。おがたは大きな目玉で俺を見つめ、瞼をふにゃりと細めて、俺の掌に擦り寄ってきた。ほら、これよ。こいつのこんな顔が見れるんなら、世話くらい焼いちまうさ。

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まがりなりにもいっぱしの大人だ。世話なぞ焼かなくても生きていける。なのに、見てると全くそんな気がしてこない。一人で凍えて干からびて死んじまうんじゃねえかって気が気じゃなくなる。こいつ…俺が動くって分かっててやってるな?俺がお前を放っておけないって覚えちまったのか。まあいいけどよ。

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すると青白かった顔が次第に色づき、茶の湯気にあてられた頬が赤く染まる。温まってゆるんだ鼻をすんすんと啜りながら、満更でもない表情で、そんなに俺を構いたかったのか?なんて笑う。お前が自分の事に無頓着なせいだろと、口から出そうになったが少し考える。俺が構うからこいつはこうなったのか?

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オイ、なんでそんな顔をする。可愛くない、小憎たらしくて仕方がない。どうせすぐにいなくなる癖に。こいつは時折こうして俺の心の内を引っ掻いては小さな痕を残す。割り切るのは得意な方だ。なのに、妙に手放し難くなっちまう。執着なんて柄じゃねえのにな。そうだろ?俺も、お前も。なあ、おがたよ。

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「のらおがたが戻ってきた」って先生のこの一言の凄さたるや…。こいつを飼ってるわけじゃない、けど「また来た」じゃなく「戻ってきた」って言う。絶妙…絶妙だよ先生…。

のらおがたを反芻してるんだけど、こいつはどこにも属さない誰のものでもないって意識がウシヤマさんの中にあるから出てきた言葉なのかな…ただ戻ってきただけじゃなくて、またどっか行くんだろうなっていう認識的な…

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てか先生、ヒジカタさんとナガクラさんと一緒にどこ行ってたんだろ。「こいつまた暴れるから女抱かせてくる」って町連れてって貰った帰りだったらどうしようもなさすぎてウケる。

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間も無くおがたはゆったりと呼吸をし始め、眠りについたのだと分かった。顔が見たい。きっとやりきった顔をして、ぬくぬくと寝ているんだろう。めんこいだろうな。けれど起こしてしまいそうで、俺もまた眠気には抗えず。腕の中の自分じゃない温度と、嗅ぎ慣れたこいつの匂いにホッと力が抜けていく。

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横向きに寝る俺の胸板に背中をぺっとりとくっつけてくる。そして俺の手首を掴むと自分の胴体に巻きつけるみたいにぐいっと引っぱってきた。こいつ…自分から抱き枕になりやがった。まるでこれじゃあ俺から抱きしめたみたいじゃねえか。こちらの腕の中に収まり、奴は満足げに一息ついている。

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牛尾/「うしやま、早く」とおがたに寝室へと誘われる。きっとこのさき俺が望む展開ではなく、単なる湯たんぽ代わりに使われるんだろうが。いそいそと手を引かれ、丸こい後頭部についていくうちに、まあ…それでもいいかと思っちまうくらいには、俺はこいつに甘い。