Twitter 拾萬字鏡 JUMANJIKYO | 拾萬字鏡(JUMANJIKYO) / 2018年6月のツイート

Qlpcfjp  reasonably small
拾萬字鏡@JUMANJIKYO

@rzeka_52 一応『同文通考』の「杜」「社」混同論の該当箇所の画像を貼っておきます。㐧4巻の9丁表です。 pic.twitter.com/YCzAvRBt74

Qlpcfjp  reasonably small
拾萬字鏡@JUMANJIKYO

@rzeka_52 モリとは神社の古い訓読です。杜をモリと読むのは「社」字の訛字であろうという説があり(『同文通考』)、杜と社の混同が生まれたことから別字であることを明らかにするため「社」を木と形が似ている「ネ」で書かずに「示」で書いているのではないかと考えています。

Qlpcfjp  reasonably small
拾萬字鏡@JUMANJIKYO

@rzeka_52 こういうやつですね。未だに理由は分かりませんが「杜(モリ)」と「社」が関係しているかもしれません(『同文通考』による)。
twitter.com/JUMANJIKYO/sta…

Qlpcfjp  reasonably small
拾萬字鏡@JUMANJIKYO

漢語の聯綿詞を集め考察した本が中国には沢山ある。わたしが持っているのはこれ一冊だが。面白い。興味を持った方にはおすすめ。 pic.twitter.com/Kc2bsBOY6e

Qlpcfjp  reasonably small
拾萬字鏡@JUMANJIKYO

(承前)あとは漢字の構成要素は変えずに配置を変えて表す例、同じ字を重ねた漢字の増減で表す例がある。 pic.twitter.com/BHhe8iBvZS

Qlpcfjp  reasonably small
拾萬字鏡@JUMANJIKYO

聯綿詞特有の漢字の造字法の一つに2字あることを見越した欠画の方法もある(「乒乓」「曱甴」が有名)んだけど、又これも形声と表意に分けられる。 pic.twitter.com/GK0xEQWhrm

Qlpcfjp  reasonably small
拾萬字鏡@JUMANJIKYO

(ここからやや専門的な内容)前に論文に書いたんだけど、聯綿詞で意符が揃っている場合、やはり漢字の造字法と同様に形声字と表意字に分類できる。 pic.twitter.com/FShh0lVHye

Qlpcfjp  reasonably small
拾萬字鏡@JUMANJIKYO

@KenichiroObana なるほど。気づきませんでした。漢語の無色もどのような状況を指しているのか不明ですが、訓をみるとよりつまびらかになる気がしますね。

Qlpcfjp  reasonably small
拾萬字鏡@JUMANJIKYO

但し「薔薇(qiang-wei)」や「珊瑚(shan-hu)」など聯綿詞の音に関してどちらにも当てはまらない例も。
又既にお気付きかもしれないが、表記の面では漢字の一部(意符)が共通している例が多い(「䒍䒎」なら「色」、「琵琶」なら「玨」、「薔薇」なら「艹(草冠)」など。「没乱」など反例もある。)

Qlpcfjp  reasonably small
拾萬字鏡@JUMANJIKYO

聯綿詞は2語(音節)を以てはじめて意味をなすので「しどろ」でも「ちんぷん」でも意味不明になる。漢語の場合も「䒍pang」だけでは意味不明になる。「䒍䒎pang-mang」の場合韻母「-ang」が共通していて(畳韻とよばれる)聯綿詞の特徴でもある。「琵琶(pi-pa)」は声母(p)が共通する例(双韻とよばれる)。

Qlpcfjp  reasonably small
拾萬字鏡@JUMANJIKYO

日本語にも「しどろもどろ」や「あべこべ」「ちんぷんかんぷん」などといった言葉があるが漢語にもこれと似た言語事象があって先程挙げた「䒍䒎pang-mang」などがその類。英語のtick-tock(時計の音)もこれ。漢語の場合、この類を特に聯綿詞、聯綿語などと呼ぶ。 twitter.com/JUMANJIKYO/sta…

Qlpcfjp  reasonably small
拾萬字鏡@JUMANJIKYO

@GAME_Kouju 滅には無色の意味はないですが、「䒍䒎」に「無色」の意味があります。「䒍䒎(pang-mang)」のような二字を以て意味を成す漢字を聯綿詞(れんめんし)とよび、意符を同じくする(この場合「色」字が共通している)、韻が共通する(この場合-ang)などの特徴があります。

Qlpcfjp  reasonably small
拾萬字鏡@JUMANJIKYO

@kangokaiwa なるほど!ありがとうございます。

Qlpcfjp  reasonably small
拾萬字鏡@JUMANJIKYO

@GAME_Kouju なるほど、ありがとうございます。古い文献が「メ」と判読していることと漢語では「無色」の意味をなしているのがカギですね。

Qlpcfjp  reasonably small
拾萬字鏡@JUMANJIKYO

『新撰字鏡』にある「䒍䒎」の和名「伊太久阿乎美〓」の「〓」は何の字だろう。『類聚名義抄』には「イタクアヲミメ」とあるがちょっと意味不明。大きな古語辞典には載っているのだろうか。 pic.twitter.com/z6Q0cjpyTj

Qlpcfjp  reasonably small
拾萬字鏡@JUMANJIKYO

或いは「黄疸の色」に関してのみ声符を交換した異体字とすべきか。『廣韻』を見てみると同部に置かれているが義は異なっており異体字とはしていない。 pic.twitter.com/LVnkAXEfvu

Qlpcfjp  reasonably small
拾萬字鏡@JUMANJIKYO

「𦫬」は『大漢和辞典』など近現代の字書が「䒊」の異体字とするが「䒊」には「痛くて出る声」の意味が『龍龕手鏡』などに見える。「𦫬」はどの字書も「黄疸の色」としていて「䒊(痛くて出る声)」の意味を付す字書は無いがそれでも「䒊」と「𦫬」は異体字としてもよいのだろうか。

Qlpcfjp  reasonably small
拾萬字鏡@JUMANJIKYO

色でいえば実は「冥」と通じているんじゃなかろうかと思ったり。「名」の繁文なのか。

Qlpcfjp  reasonably small
拾萬字鏡@JUMANJIKYO

『観智院本類聚名義抄』が「⿺色名」を「名」の異体字とするが何故意符が「色」なのかよく分からない。

Qlpcfjp  reasonably small
拾萬字鏡@JUMANJIKYO

寛政5年(1793)の刊記をもつ『楷林』は正字を親字とし下には古典や古文書、或いは古い石碑などでよくみる筆写字形を取り上げており書道や異体字を学習する上で非常に便利な書法字典。『異体字研究資料集成』の第4巻に所収。或いは以下のNDLCで電子画像を見ることができる。
dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid… pic.twitter.com/i3ho7ykwXe

Qlpcfjp  reasonably small
拾萬字鏡@JUMANJIKYO

「器(器)」。この字は「㗊」と「犬」に分解できるが、今回の字は「犬」を「尤」に変形した異体字。明代の万暦29年(1601)の刊記が残る『字學三正』などに見える。
#新しいプロフィール画像 pic.twitter.com/jWtXm11EpY

Qlpcfjp  reasonably small
拾萬字鏡@JUMANJIKYO

ここで紹介したche-nieの2字は日本側の資料『図書寮本「類聚名義抄」』にしか確認できない字だが現存しない漢籍(中国の資料)を引用しており、佚存字であると見られる。
twitter.com/JUMANJIKYO/sta…

Qlpcfjp  reasonably small
拾萬字鏡@JUMANJIKYO

3月の漢字学会で漢字を研究している先生と話す機会があったのだが、国字や佚存字について研究をしていらっしゃる先生が仰っていた。「日本には古い資料が残る率は高めなんだけど中国の場合なかなか残らないんだよね…」日本の資料にしか確認できない文字であってもそれが国字かどうかの吟味が必要。

Qlpcfjp  reasonably small
拾萬字鏡@JUMANJIKYO

経典などの漢字で書かれた書物が遣唐使などによって日本にもたらされて正倉院など全国各地の寺社や民家に漢字文献が保存されている場合があるのだが、中国では戦乱や禁書政策などにより書籍自体が失くなる場合が度々あってその為に本家で失われて日本の文献にだけのこる漢字がある。

Qlpcfjp  reasonably small
拾萬字鏡@JUMANJIKYO

しかし漢字には会意文字もある訳だから現在国字と思われている字が実は大陸の漢字だったという場合もありそう。反切などがついていない限り本当にあるかは判断がつかないが。

Qlpcfjp  reasonably small
拾萬字鏡@JUMANJIKYO

日本の古文献には中国では失われた漢字が確認できる場合があるのだけれど(佚存(文)字という)、その判断は日本側の文献に漢語音が付いているかどうか、或いは会意では説明がしにくい方法で成り立っている漢字などが目安。

Qlpcfjp  reasonably small
拾萬字鏡@JUMANJIKYO

@jiyuuinsyutou いえいえ、ありがとうございます。わたしの智識もまだまだですし漢字の解釈は研究成果によって変わることもあるので参考程度にしかなりません。

Qlpcfjp  reasonably small
拾萬字鏡@JUMANJIKYO

@jiyuuinsyutou 『二祀其卣』は1940年前後に中国の河南省安陽で出土した器で商代後期のものであろうと推測されています。商代後期というと紀元前1100年頃でしょうか。 pic.twitter.com/sPEYzF8p6a

Qlpcfjp  reasonably small
拾萬字鏡@JUMANJIKYO

@jiyuuinsyutou 囲まれたように見える文字は「亞獏」の合文(「亞」の中に「獏」の字を入れ合体した字)とその下は「父」、「・」に見える字は「丁」の字です。「亞獏」は当時の権力者の名前で「父丁」は廟号(先祖を祀るための廟に載せるための名)になります。これは『二祀其卣』という器に刻まれている金文です。

Qlpcfjp  reasonably small
拾萬字鏡@JUMANJIKYO

明日提出する書類に国字を使った。大体私が書く文書は総ルビ仕様なので難字の使用を制限する必要は無い。 pic.twitter.com/Ly3pBwTJa2