「ミンギュ落ち着いてきてくれ」
「嫌です、ヒョン…、もう俺の事は忘れてください」
「何言ってるんだ、み」
通話が途切れ、トーク画面になる。そこにはもうミンギュが居なく。返事も連絡もできない。同時に怒りが湧き上がった。こうなったのも全部あいつらのせいだ、怒りをぶつけたい。


無言が続く。何か言わなければ始まらない。まずは、誤解を解くんだ。
「ミンギュ聞いてくれ」
「そうでしたか、、はい。わかりました」
震えていた、きっと泣くのを我慢している声だ。
「違う、ミンギュ。聞いてくれ」
「嘘、なんですよね。」
確かに嘘だ。その嘘の誤解も解かなければ

「ヒョン、はや、、、あれ?」
キヒョンの声よりもリビングでクスクス笑うジュホナとミニョガの声が大きかった。。それよりも、どうにかしないといけない。ミンギュ‥、
玄関に出てすぐ電話をした。2コールでミンギュは取った。
「あの、ヒョン。「ミンギュ、すまん」
今度は俺が遮ってしまった

シャワーから流れる水の音とミンギュの声だけが包む。お風呂に入ってることをいい忘れていて、一旦切ると伝えると寂しそうな返事で切ってしまった。悪ふざけで送った告白というやつを本気にしてしまって、早く誤解を解かなければいけない。焦りがあり、お風呂をどう入ったか忘れた。

「あの‥あれは、こ、告白ですか?」
震えているのが伝わる。あの言葉を本気にしているとすぐ分かった。だが、訂正しなければ‥
「み、「俺も、正直な事言っていいですか?」
声が遮られ、焦る。
「ミンギュ、ちが、聞いてくれ」
「俺も好きです、俺じゃ駄目ですか?」
遅かった

既読してしまったのは仕方ない、返そう。そう思った時、電話がなる。ミンギュからだ
「もしもし、すまんな、ミンギュ」
直接謝ろう、そう思った。が
「 … 」
返事が無く問いかける。
「ミンギュ?」
「 ヒョン、」
いつもの声じゃないのにはすぐ分かった。少し黙り様子を窺う

返事をしていなかった筈なのに
" 好きだ "
その一言が送られていた。驚きと恥ずかしさが入り交じりその場で固まってしまった。一言を取り消そうと文章を打つ、だが手遅れだった
カカオトーク((
「急にどうしました?」
返信の一言で安心した、ミンギュは至って冷静だった。俺の考えすぎ

部屋にある下着を持ち、ミュージックを鳴らしながらお風呂に入る。たまにノリで歌い始めるとうるさいと怒られるのでやめた。すると携帯に異変を感じた。それは1度開かれてると分かったからだ、
「まさか …」
そのまさかだった、トークアプリ"カカオトーク"が開かれていた。画面はミンギュとのトーク

あいつ、とは別グループであるセブチのミンギュだ。あいつと仲良くなったのは…いつだったか…忘れたが、俺に憧れを抱いている。そうだ、だが俺は気づいていたあいつの本当の気持ちに、あいつが抱く俺への感情は憧れよりも重いもの。恋愛だ
「ヒョヌヒョン買い物行きましょ」
そうキヒョンに誘われる

ショヌヒョンに …。
「ちょ、ミンギュww何やってるの?いきなり頭をクシャクシャにしてww」
「…考え事…」
考えれば考える程ヒョンの名前が出てくる。もう重症なのだ、自分に言い聞かせてた事を一瞬にして変える…ヒョン。もし俺が告白したらどんな顔をするのだろうか、告白したらもう会えないかな

ミンギュ side
初めて見た時カッコよく人目で憧れになった。5つ上のヒョンだ、同じグループではなく同じ年の同じ月でデビューした。けどヒョン達が一足先にデビューした。
「ミンギュやー、何してる?」
「ゲーム …っす」
そう言ってヒョンと家督してることをバレないよう過ごしてる。