Twitter まぐり Magriha | まぐり(Magriha) / 2016年9月12日のツイート

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と霊幻さんは視線を宙に浮かばせ頬を掻いた。

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返し、財布から百円を二枚取り出した。UFOキャッチャーに近付き、投入口に入れた。先程のクマを取るつもりだ。
「ズルするなよー」
後方で霊幻さんが叫ぶ。しないよ、そんなの。放課後のデートで数え切れないくらいやってたんだから。
「取れたら事務所に飾って下さいね」
振り向きそう微笑む

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「おまっ……声が大きい! 法廷画になっちまうだろうが!」
「僕が証言台に立ってあげましょうか? 『霊幻さんは無罪です。僕達は愛し合っていました』って」
「過去形じゃねえか」
「え? 刑期を終えても僕の所に帰ってきてくれるんですか?」
「服役前提で話すな」
僕は霊幻さんに紙袋を

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数ある中のプライズを指差して霊幻さんが言う。地肌が黄色で紫の服を着たクマのぬいぐるみが数体幽閉されていた。
「似てませんよ、全然! ていうかさっきからそのお前っての止めてくれません? 僕にはちゃんと名前があるんです」
「テル」
「そうですよ。あなたベッドの中でしかそう呼びませんね

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れる歳じゃ……」
「じゃあ何だよ。ご褒美は唇にって?」
マセガキ。今度は言葉で言われた。
「そんな事言ってません」
僕は段々、顔が熱くなってくる。口では敵わないと分かっているのに、歯向かいたくなる。霊幻さんはわざと僕を怒らせる。
「あれお前に似てるなー。取ってやろうか」

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なほど真っ黒な瞳だ。僕はこの目によわい。
「霊幻さんが好きだからです」
「ほう。どうして?」
「……僕が知らない僕を見つけるのが上手い、から。……うわっ!」
霊幻さんに頭をがしがし撫でられた。良く出来ました、といわんばかりに意地悪く口元を歪めて。
「や、止めて下さい。僕そんな事さ

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霊幻さんはずるいと思う。
「モテてたらお前とこうして休日に買い物してねえよ」
「そう、ですね」
「でもおかしいよな。お前は相変わらずバレンタインデーには山ほどチョコ貰ってくるのに俺みたいなのと付き合ってる」
何で? と霊幻さんが瞳を覗き込んでくる。見続けていたら落ちてしまいそう

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勢いそのまま霊幻さんの顔が近付いてきて、思わず紙袋を抱き締めた。二人で選んだシャンプーとか揃いのコップとかが中で擦れる。顔を背ける事も逃げ出す事も出来たはずなのにしなかった。普通の生活を送る上で不必要な超能力は使わないと霊幻さんに誓約したからだ。でもそれを知ってて僕をいじめる

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僕は少しむっとしてしまい、
「でも霊幻さんだってモテたでしょう? それこそ僕の比じゃないほどに」
「お前それ本気で言ってんの」
言って、後悔した。瞬時に表情を目の奥に忍ばせ霊幻さんがぐんぐん距離を詰めてくる。壁際に追い詰められ、唯一逃げ道だった方向を大人の腕で遮られた。

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気付き、顔をこちらに向けた。
「お前、ああいうの得意?」
指先がUFOキャッチャーを指している。
「ええ、まあ……女子に頼まれて何度かやった事はありますけど」
図らず自慢になってしまったように感じたので昔の話ですよ、と一言添えた。霊幻さんが口の動きだけで『マセガキ』と伝えてきた。

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お、懐かしいなと声が降ってきた。霊幻さんは僕に消耗品の入った紙袋を押し付け一目散にゲームセンターへ駆けた。珍しい反応に戸惑いつつ、紙袋を抱え直し後を追った。霊幻さんはゲームセンターの中ほどに常設されたUFOキャッチャーの前にいた。腕を組みプライズを吟味しているようだ。後方の僕に