Twitter 中乃井みあき/己丑より nakanoi_miaki | 中乃井みあき/己丑より(nakanoi_miaki) / 2019年3月10日のツイート

いっちゃなんだが「歴史の謎を解く~」みたいなのは本当に真実を突き止めるつもりでやっていると考えてはいけない。
そーゆーのが「売れ筋」だから「既存の学説は間違いだということにしてもっともらしい新説を作ろう」という企画。
本職の研究者や愛好家に論争吹っかけるのはないわ~。失礼だし。 twitter.com/tatsurokashi/s…

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中乃井みあき/己丑より@nakanoi_miaki

あとでじっくり読もう
.@Dam_midorikawa さんの「現実とは無関係に「体感治安」だけを悪化させる流言飛語がTwitter上で流布している現象の研究について」togetter.com/li/1324822 をお気に入りにしました。

ただ、犯行の抑止という観点では、陰惨な架空犯罪がもっと蔓延したほうがいいのかもしれません。みんな怖くて閉じこもるでしょう。

でもそれは、天狗の神隠しにあうから子供を外へ出すなといった前近代的な犯罪抑止方法で、かつ弱者に負担を強いる方法です。女性が一人で外出できなくなる方法です。

そもそも、架空の凶悪犯罪被害者の話を事実として広めるのは、たとえその動機が善意であっても、現実の類似犯罪被害者の、各個人にとっては唯一無二の被害体験を矮小化し、被害者を侮辱することだと考えています。
「ママ友の知り合いの娘より被害が軽くてよかった」とでも思わせたいのでしょうか。

今回の件でいちばん問題だと考えてるのは、女児が内臓摘出レベルの凄惨な暴行を受けているのに、警察へ届けておらず、犯人が捕まった様子もない部分です。
この話はおそらく、もう少し被害が軽い現実の被害者に、被害届の提出をためらわせるでしょう。
そして現実の性犯罪者を勇気づけるでしょう。

なお、「子宮全摘という言葉にこだわりすぎ、変態め」という罵倒もいただいています。
しかし、私が問題にしているのは、あくまで「ママ友の知り合いの娘が公園で性的乱暴を受けて子宮全摘」の話だけなので、都市伝説的パワーワードとして組み込まれている「子宮全摘」にはこだわらざるを得ません。

・典型的な「友達の友達」(FOAF)話
・障害の残る重傷被害を受けて警察に届けない
・酷似した流言が繰り返され、警察等が何度もデマと認定している

ママ友の知り合いの娘の話は、真偽不明として扱うのが正しい態度です。
しかし私はつい、限りなく偽として扱い、これが反発を買ってしまうのでしょう。

実態ははっきりしませんが、日本では性被害にあう女性が多数いること、トイレで被害にある女児がいること、報道にも統計にものらない暗数が多数あることは、おそらく事実でしょう。その被害は少しでも減らすべきです。
ただし、対策は事実を元にするべきです。

「大勢の女性が現実に受けている多くの性被害をなかったことにしようとしている。犯罪者予備軍め」
という旨の批判が、かなり激烈な口調でどっさり寄せられ、自分の未熟さを痛感しています。

私が疑っているのは、「ママ友の知り合いの娘が性的乱暴を受けて公園で子宮全摘」という話、1件のみです。

調査した方によると、「トイレ女児暴行」都市伝説は、1970年代から少しずつ変化しながら繰り返されている都市伝説だそうです。
子宮摘出、子宮破裂もセットになりがちです。
tl.gd/n_1sqqtvk

この都市伝説の問題は、「トイレで暴行される女児」が別に実在するのを覆い隠してしまうことです。

都市伝説マニアの方が、2007年に「トイレで女児暴行」という都市伝説が大流行した際に調査した資料をアップされていました。
tl.gd/n_1sqqtvk

大量の新聞報道の日付が載っているのが、後から検証可能な資料として貴重です。 pic.twitter.com/oJ7pGwU4hM

気になるのは、直近でいちばん有名な類似事件、2018年の相模原の性犯罪は「父親が目を話した隙に」だということ。
都市伝説の類型フォーマットにのると「母親が目を離した隙に」となり、(どちらかというと)「娘の安全は母親の責任だ」という話になってるように見えます。
twitter.com/kanoesaruya/st…

何度も繰り返します。
「性犯罪被害を防ぐため、女児をひとりでトイレに行かせるな」と注意喚起したい人は、
「性犯罪被害を防ぐため、女児をひとりでトイレに行かせるな」と言ってください。
過去に警察などの調査で虚偽だと判明したこともある創作実話を混ぜて、信憑性を下げないでください。

「子宮全摘にこだわりすぎ」という声も、たくさん届いています。
こだわっているのは、この場合、事実と都市伝説を分けるキーワードではないかと考えているからです。
四肢切断や失明など、人体破壊譚は都市伝説の典型であり、女児の「子宮全摘」もそのバリエーションではないかと疑っています。

また、本当に心からお願いしたいのですが、「人知れず性犯罪にあっている女性を否定している」と読み取らないでいただきたいです。

「架空の犯罪を流布するのは、たとえ善意が動機でも、現実の犯罪被害者をおとしめる冒涜である」と、私は考えています。
フェイクニュースによる救済はフェイクです。

何度も言いますが、私の発言から「トイレで女児が襲われて子宮全摘したのはデマか!」と読み取らないでください。
歴史的経緯、元発言者の提供情報からして、状況的に都市伝説の可能性が極めて高いというだけであり、知られざる事実の可能性もあります。
真偽を証明をすることはほぼ不可能です。

これは鋭い指摘。
twitter.com/kasumishirakab…

「女児から目を離す→子宮全摘」は、女児ではなく若い女性に向けた過失と罰の寓話だと考えると、怪談としてかなり完成度が高いです。
子宮全摘という、成人女性の病気の恐怖として語られやすい言葉が選ばれるのも、うっかり理にかなってしまいます。 pic.twitter.com/4dz2UjLA9P

検索してみると、1999年に福岡県春日市で「6歳の娘がショッピングセンターのトイレで3人の中学生に暴行され、子宮が破裂した」という噂が広がり、西日本新聞が取材して1999年6月13日号に「デマだと判明」という記事が載ったそうです。
rumor.news.coocan.jp/sonota/super.h…
やはり6歳女児は子宮が破裂しがちです。 pic.twitter.com/06wsXFEJ5J

この手の話か本質的に厄介なのは、状況からみてデマの可能性が高くても、確かめるにはいわゆる悪魔の証明が必要となることです。
デマ確定には、流言研究論文を書く研究者のやうな莫大な調査コストをかけるか、神奈川県警のように行政当局が介入するしかない。
事実確定は簡単なのに、誰もやりません。 pic.twitter.com/a8GPisiFFE

6歳女児がトイレで襲われ子宮全摘の件、私の発言を見て「デマだったのか!」という反応する方も見かけますが、それは違います。

・事実と確認できない
・典型的な都市伝説フォーマット(知人の知人からの伝聞等)
・2007年に神奈川県警が認定したデマに酷似している

私が言えるのはこれだけです。 pic.twitter.com/ZyaEHGmKV0

えっと別に私が6歳女児子宮全摘の件をデマだと思ってるわけではなくて、真偽を疑ったら非難されるのはこえーなって話ですよ!あとほら、周知されたいことならデマでもいいっていうのはニセ科学あるあるなんで 水にありがとうとか声かけちゃうんで

まさにこれ。
twitter.com/alicesvice/sta…

「注意喚起に役立つならば事実じゃなくてもいいじゃないか」という人は、江戸しぐさを教科書に載せて伝承し、水にありがとうと朝晩唱え、地震のたびに外国人によるレイプを恐れて自警団を作り、大量破壊兵器の破壊のためイラクを爆撃すればいいでしょう。

繰り返しますが、
「性犯罪被害を防ぐため、女児をひとりでトイレに行かせるな」と注意喚起したい人は、
「性犯罪被害を防ぐため、女児をひとりでトイレに行かせるな」と言えばいいのです。
十年以上も何度も子宮を全摘される謎の女児を持ち出して過剰な不安を煽り、信憑性を下げる必要はないのです。

2007年神奈川の3歳女児子宮全摘出チェーンメールも、子供を連れていたのはの件もママです。知恵袋投稿者が連想した「長崎の事件」は、両親連れで父親が通報しました。
ママへの注意喚起という形をとるのは流通がママ友内中心だからですが、都市伝説は「若い女性への説教」という側面を持ちがちです。 pic.twitter.com/OzeWq1R2JF

2007年9月には神奈川で「3歳の女児がトイレで襲われて子宮を全摘出」というチェーンメールが出回り、神奈川県警が「デマ情報に惑わされないでください」と否定を配信しています。
detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_de…
まさにこれの焼き直しでした。探すのちょっと手間取っちゃった。女児は子宮摘出されがちです。 pic.twitter.com/cEcZ4WL63n

超絶ポジティブに解釈すると「女児を持つ親」への注意喚起なのですが。
元ネタとして連想される2018年の相模原の飲食店の事件は、女児を連れていたのは父親でした。今回の話は「ママ友」という言葉から、どちらかというと母親への説教という形で機能し、若い女性の負担を増やす方向へ働いています。

コメントにありましたが、まさにこれ。ほんとこれ。
社会学部の授業でも習う〈流言研究〉の知見なのですが、この手の都市伝説の一、「マイノリティ差別」あるいは「若い女性への懲罰」という側面を持つのが典型なのですよ。
今回は後者。「外国人が」「知的障害者が」などという形なら前者。 pic.twitter.com/A1i6uc64Oy

「女児をひとりでトイレに行かせるな。相模原などで暴行事件があり、報道されない性犯罪も多い」と伝えたい人は、
「女児をひとりでトイレに行かせるな。相模原などで暴行事件があり、報道されない性犯罪も多い」って言えばいいんですよ。
「去年赤マントの天狗様にさらわれた子がいる」とか盛らずに。

「ツイ主の意図は女児の親への注意喚起であり、子宮全摘の事実にこだわってるような奴はなにもわかってない。むしろ加害者だ」って意見がいくつも。

事実に基づかないウソでしか注意喚起されない前近代人には、「女児から目を離すと赤マントの怪人がさらいに来る」って説話で充分だと思います。

現実とは無関係に「体感治安」だけを悪化させる流言飛語がTwitter上で流布している現象の研究について togetter.com/li/1324822

とてもいいかんじにまとめられてました。
いま日本社会は深刻に犯罪離れしている事実、各種統計がはっきり示してます。
それと体感治安が乖離してるのは社会病理です。