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ですので、アナログ時代に61番のトーン(60線10%)を貼っていた箇所は、85線で20~30%くらいの濃度でクリスタ上では描画した方がイメージに近い仕上がりになりそうです。ただ、モノクロ二値とはいえ1200dpiのデータをクリスタ上で作画するためにはかなりのマシンパワーが要求されます。

これをドットゲインといいます。Adobe Photoshopでグレースケール画像を扱うと標準で「Dotgain 15%」というプロファイルが適用されますが、このプロファイルが適用されると、PCモニタ上では印刷で濃くなる網点をシミュレーションして、グレーがちょっと濃く表示されるんですね。

次に網点の濃度の話。僕がアシスタントしていた頃は、明るいグレーは10%、暗めのグレーは30~40%くらいのトーンと習いましたが、デジタル環境ではこの数値は少し明るすぎるかも知れません。なぜならアナログ製版時代の網点はこちらが設定した数値よりも15~20%くらい太る現象があったからです。

網点は0%から100%まで100階調なので、一網点あたり10×10ピクセル、線数の10倍の解像度があれば十分なはずです。ですがコンピューターは二進法で処理しますので、グレースケールの階調は8itの256階調で演算されます。そのため256の平方根の16を線数に掛けた数値が二値の最適解像度になるのです。

網点の話。スクリーントーンでアナログ時代から叩き上げた漫画家さんは、デジタルに移行した後もグレースケールでなく、モノクロ二値の方が馴染みがあるかも。ただ、60線~85線のスクリーン線数に最適化された二値画像の解像度は1200dpiなので、クリスタ標準の600dpiでは少し網点が荒れると思います。

ちなみに、アナログ原稿でトーンを覚えた作家さんは、網点の標準線数を60線としている方が多いですが、これは商業原稿用紙のサイズが実際の印刷サイズより1.2倍ほど大きかったためで、印刷物では85線相当になります。事実、漫画雑誌や新聞紙など、再生紙に印刷されるモノクロの標準線数は85線です。