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アウトローに対して極めて潔癖になってそういうものの価値を誰も認めなくなった社会,最初から暴力団など気にしないでバンドができる時代に裕也さんの功績なんか理解できないのが当たり前だし,裕也さんが必要ない時代は基本的にはいい時代なんだろうと思います。

しかしそのはっぴいえんどが出るような各種ロックフェスなどを暴力団に仕切られずに回すために裕也さん世代の果たした役割はほんとに大きかった。一方でそういったフェスではミュージシャンが整列して裕也さんに「よろしくおねがいしますっ」と頭を下げるようなこともあったそうです。

ただ裕也さん自身は世代的にも「興行」の世界の人だったし,古い日本の芸能システムの感覚の人だったと思います。しかしそれだからこそ暴力団の興行から日本のロックを「守る」アイデアもあった。そしてそのやり方はやはり古いスタイルの「親分制」だったのだと思います。

そういう暴力団支配とか芸能プロ支配とかは極めて「ロックじゃない」わけで,そういうものに支配されない日本のロック,というのを作ろうとしたひとりがビートルズの前座をやった裕也さんだったわけです。

ミュージシャンたちが生きるには暴力団の配下になるか,(これも暴力団系であることも多かったが)芸能プロダクションに雇われるかしかなかったわけです。そこにビートルズが来て,ロックが入ってきた。

1965年頃の日本ではポップ・ミュージックは「アート」ではなく「興行」で,興行を取り仕切ってるのは主に任侠系暴力団だったわけです。美空ひばりと暴力団との関係をはじめ,歌手と暴力団トラブルは切っても切れない関係だった。